高卒の初任給平均はいくら?2025年最新データと手取りの目安
高卒の初任給平均は約19.8万〜20.7万円が目安です。産労総合研究所の2025年度決定初任給調査や厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに、学歴別・企業規模別の相場、手取り額、2年目に手取りが減る理由までわかりやすく解説します。
高卒の初任給平均はいくら?学歴別・年収487万円から税金・社会保険料を引いた手取りの目安を解説">手取り目安を2025年データで解説">初任給平均は約20万円前後(2025年)
高卒の初任給平均は、調査によって多少の差がありますが、おおむね19.8万〜20.7万円が目安です。
- 産労総合研究所「2025年度 決定初任給調査」では、高校卒(一律)の決定初任給は19万8,173円(対前年度比5.37%増)
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の新規学卒者データをもとにした集計では、高校卒の初任給は20万7,300円(前年比+5.0%)
前者は企業が実際に決めた初任給、後者は所定内給与(残業代・通勤手当を含まない)を集計したもので、調査の性質が異なるため金額に差が出ます。いずれにしても「高卒の初任給は20万円前後」と押さえておけば大きく外れません。
なお、初任給はあくまで入社時の入口の金額です。その後の年収は職種や会社の伸びで大きく変わります。年代別の水準は年収指数も参考にしてください。
学歴別の初任給平均を比較すると
産労総合研究所「2025年度 決定初任給調査」の学歴別決定初任給(一律)は次のとおりです。
| 学歴 | 初任給(額面) | 対前年比 |
|---|---|---|
| 大学院卒(修士) | 260,905円 | +5.25% |
| 大学卒(一律) | 239,280円 | +5.00% |
| 高専・短大卒(事務) | 210,478円 | +5.28% |
| 高校卒(一律) | 198,173円 | +5.37% |
出典:産労総合研究所「2025年度 決定初任給調査」(e-sanro.net)
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」では、大学院卒28万7,400円、大学卒24万8,300円、高専・短大卒22万3,900円、専門学校卒22万2,800円、高校卒19万7,500円とされています(otame4.work)。高卒は大卒より5万円前後低い水準ですが、増加率は高卒が最も高い傾向が続いています。
企業規模別に見る高卒の初任給
高卒の初任給は、企業規模が大きいほど高い傾向があります。産労総合研究所の調査では次のようになっています。
| 企業規模 | 高校卒の初任給 | 対前年比 |
|---|---|---|
| 1,000人以上 | 208,505円 | +7.52% |
| 300〜999人 | 200,923円 | +5.44% |
| 299人以下 | 190,450円 | +4.08% |
同じ高卒でも、大手企業と中小企業では2万円前後の差が出ます。求人票を見るときは、額面の金額だけでなく、賞与・各種手当・昇給の実績もあわせて確認しましょう。
高卒初任給の手取りは約16〜17万円
求人票の初任給は税金や社会保険料が引かれる前の「額面」です。実際に振り込まれる手取りは、額面の約8割が目安とされています。
高卒・額面20万7,300円の場合の概算は次のとおりです(協会けんぽ東京・40歳未満・扶養なし・賞与なしという条件での試算)。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 額面 | 約20.7万円 |
| 社会保険料 | 約3.1万円 |
| 所得税 | 約0.3万円 |
| 手取り(1年目) | 約16.8万円 |
| 手取り(2年目〜) | 約16.1万円 |
出典:キャリア孔明(careerkoumei.jp)
社会人1年目は前年の所得がないため住民税がかからず、手取りがやや多めになります。しかし2年目の6月から住民税の天引きが始まり、月1万円前後手取りが減るのが一般的です。昇給が1万円未満だと、2年目の手取りが1年目より少なく感じることもあります。自分の条件での手取りは手取り早見で確認できます。
高卒の年収は平均いくら?全体平均との比較
国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。正社員・正職員は559万円、正社員以外は210万円となっています(nta.go.jp)。
この調査には学歴別の集計がないため、高卒だけの平均年収は示されていません。一般的には、高卒は大卒に比べて初任給が低く、その後の昇給でも差がつきやすい傾向があるとされますが、職種や会社によって差は大きく、個人差・地域差・控除差も考慮が必要です。
初任給だけでなく「伸びしろ」で選ぶ
初任給は入口の金額にすぎません。職種によって年収は2倍近く違うこともあり、20代では差が小さくても40代以降で大きく開くことがあります。
- 額面と手取りの違いを理解しておく
- 賞与・残業代・各種手当を含めた年収で比較する
- 昇給実績やキャリアパスを確認する
初任給で負けても、職種や会社を変えることで追いつける可能性は十分あります。給与の全体像は記事一覧からも確認できます。
よくある質問
高卒の初任給平均はいくらですか?
産労総合研究所「2025年度 決定初任給調査」では高校卒(一律)の決定初任給は19万8,173円(前年比5.37%増)、厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとにした集計では20万7,300円が目安とされています。調査の性質が異なるため差がありますが、おおむね20万円前後と考えてよいでしょう。
高卒の初任給の手取りはいくらですか?
額面の約8割が手取りの目安です。額面20万7,300円の場合、社会保険料と所得税を差し引いた手取りは約16.8万円(1年目・住民税なし)となります。2年目の6月から住民税が引かれ、月1万円前後減るのが一般的です。条件によって変わるため、あくまで概算として捉えてください。
高卒と大卒で初任給はどのくらい違いますか?
産労総合研究所の2025年度調査では、高校卒(一律)19万8,173円に対して大学卒(一律)は23万9,280円で、約4万円の差があります。ただし企業規模や職種によって差は大きく、中小企業の大卒と大手企業の高卒で逆転することもあります。
高卒の初任給は企業規模で変わりますか?
変わります。産労総合研究所の調査では、高校卒の初任給は1,000人以上で208,505円、300〜999人で200,923円、299人以下で190,450円となっており、企業規模が大きいほど高い傾向があります。
高卒の平均年収はいくらですか?
国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」には学歴別の集計がないため、高卒だけの平均年収は示されていません。全体の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。高卒は全体平均より低めになる傾向があるとされますが、職種・会社・地域によって大きく異なります。
参考情報
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。