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高卒の初任給は平均いくら?2025年度の水準と手取りの目安を解説

高卒の初任給は2025年度で月額19万8,173円(一律・前年度比5.37%増)が平均の目安です。企業規模別の金額や、額面から社会保険料・税金を引いた手取りの目安、平均給与487万円との違い、初任給が上がっている背景を統計データをもとに解説します。

キーワード: 高卒 初任給

高卒の初任給は平均約19万8,000円|2025年度調査

高卒で就職するとき、最も気になるのが初任給の水準です。産労総合研究所(e-sanro.net)が公表した「2025年度 決定初任給調査」によると、2025年4月入社の高校卒(一律)の初任給は月額19万8,173円で、前年度比5.37%増となりました。同じ調査の大学卒(一律)は23万9,280円(同5.00%増)ですので、高卒と大卒の差は月額およそ4万円という計算になります(あくまで一律で初任給を決めている企業の平均値であり、職種・地域・企業規模によって差があります)。

同調査では、2025年4月入社者の初任給を「引き上げた」企業は72.0%にのぼり、引き上げ理由として最も多かったのは「人材を確保するため」(71.1%)でした。人手不足を背景に、高卒の初任給も上昇傾向にあることがうかがえます。

企業規模別にみる高卒の初任給

高卒の初任給は企業規模によっても差が出ます。同調査の高校卒(一律)の結果は次のとおりです。

企業規模初任給(月額)対前年増減率
1,000人以上20万8,505円7.52%
300〜999人20万923円5.44%
299人以下19万450円4.08%

規模が大きい企業ほど水準・伸び率ともに高い傾向がありますが、これは平均値であり、業種や地域、募集コースによって実際の金額は異なります。参考として、人事院(jinji.go.jp)が公表する令和7年職種別民間給与実態調査でも職種別・学歴別の初任給が示されており、業種ごとの違いを確認できます。

高卒初任給の年収487万円から税金・社会保険料を引いた手取りの目安を解説">手取りはいくら?目安を解説

初任給は「額面」であり、実際に振り込まれる手取り額はこれより少なくなります。健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料などの社会保険料、所得税(2年目以降は住民税も)が差し引かれるためです。

月額19万8,000円前後の場合、扶養家族がいない独身の方であれば、手取りはおおむね15万5,000円〜16万円前後になることが多いというのが一般的な目安です。1年目は住民税がかからないため、2年目以降より手取りがやや多くなる傾向があります。ただし社会保険料は都道府県や加入する健康保険組合によって異なり、所得税も扶養控除や各種控除の有無で変わります。正確な金額は勤務先の給与明細で確認してください。年収帯ごとの手取りを知りたい場合は手取り早見も参考にしてください。

高卒の初任給と「平均給与487万円」は単純比較できない

国税庁(nta.go.jp)の民間給与実態統計調査(令和7年分)によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。正社員・正職員に限ると559万円、正社員以外では210万円となっています。

ただし、これは全年齢・全学歴を平均した数字であり、平均年齢は47.3歳、平均勤続年数は12.5年です。高卒1年目の初任給と直接比較することはできません。高卒で働き続けた場合の年収は、昇給や昇格、勤続年数によって大きく変わります。年代別・職種別の年収感覚は年収指数で確認できます。

なお、同調査では平均給与487万円の内訳は平均給料・手当412万円、平均賞与75万円で、賞与割合は18.2%とされています。初任給だけでなく、賞与を含めた年間の総支給額で考えることが大切です。

高卒の初任給は上がっている?引き上げの背景

産労総合研究所の調査では、初任給を引き上げた理由として「人材を確保するため」が71.1%で最多となり、次いで「在籍者のベースアップがあったため」が48.3%でした。新卒採用の競争が激しくなり、既存社員の賃上げに合わせて初任給も引き上げる企業が増えていると考えられます。

また、同調査の付帯調査では、新入社員に何らかの夏季賞与を支給する企業は81.8%で、平均支給額は高校卒で7万9,983円でした。入社1年目から賞与が支給されるケースも多いようです(支給額や支給方法は企業ごとに異なります)。

初任給を確認・比較するときのポイント

  • 額面と手取りの違いを理解する(社会保険料・税金が引かれる)
  • 基本給だけでなく、諸手当・賞与・昇給の見込みも確認する
  • 企業規模や業種、勤務地によって初任給は異なる
  • 複数社を比較するときは、総支給額(年収ベース)で見る

就職先を選ぶ際は、初任給の金額だけでなく、将来の昇給や福利厚生、働きやすさも含めて総合的に判断することをおすすめします。関連する用語や他の記事は記事一覧から探せます。

まとめ

2025年度の高校卒(一律)の初任給は月額19万8,173円(前年度比5.37%増)が平均の目安です。企業規模が大きいほど水準は高く、1,000人以上では20万8,505円となっています。手取りは社会保険料や税金が引かれるため、月額19万8,000円前後であれば15万5,000円〜16万円前後になることが多いというのが一般的な目安です。金額はあくまで平均値・概算であり、個人の条件や地域によって異なります。

よくある質問

高卒の初任給の平均はいくらですか?

産労総合研究所の「2025年度 決定初任給調査」では、高校卒(一律)の初任給は月額19万8,173円(前年度比5.37%増)でした。ただし一律で初任給を決めている企業の平均値であり、職種・地域・企業規模によって異なります。

高卒初任給の手取りはいくらになりますか?

月額19万8,000円前後の場合、独身で扶養家族がいなければ手取りはおおむね15万5,000円〜16万円前後になることが多いというのが一般的な目安です。社会保険料は都道府県や健康保険組合、所得税は各種控除の有無で変わるため、正確な金額は給与明細で確認してください。

高卒と大卒の初任給の差はどのくらいですか?

同じ調査では大学卒(一律)が23万9,280円、高校卒(一律)が19万8,173円で、差は月額およそ4万円です。ただし職種やコースによって差を設けている企業もあり、金額は一律ではありません。

企業規模によって高卒の初任給は違いますか?

同調査では、高校卒の初任給は1,000人以上で20万8,505円、300〜999人で20万923円、299人以下で19万450円となり、規模が大きいほど高い傾向がみられました。これも平均値であり、個別企業の条件で異なります。

高卒の初任給は上がっていますか?

2025年度は高校卒(一律)で前年度比5.37%増となり、初任給を引き上げた企業は72.0%にのぼりました。引き上げ理由は「人材を確保するため」が71.1%で最多で、採用競争の激化が背景にあると考えられます。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。