賞与の手取りはいくら?平均賞与75万円から引かれる税金・社会保険料を解説
賞与の手取りは額面のおよそ8割前後が目安です。国税庁の民間給与実態統計調査(令和7年分)では平均賞与は75万円。本記事では賞与から引かれる社会保険料・所得税・住民税の仕組み、額面別の手取り早見表、手取りを左右するポイントをわかりやすく解説します。
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額面別・月の手取り目安
- 300万円 約 210,000円
- 400万円 約 270,000円
- 500万円 約 330,000円
- 600万円 約 390,000円
- 800万円 約 500,000円
- 1000万円 約 610,000円
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賞与の年収487万円から税金・社会保険料を引いた手取りの目安を解説">手取りは額面のおよそ8割が目安
賞与(ボーナス)の手取り額は、額面から社会保険料と税金が差し引かれた金額です。一般的には額面の75〜85%程度が手取りになり、おおむね8割前後が目安と考えておけば大きく外れません。
ただし手取り率は、加入している健康保険の料率(都道府県で異なります)、年齢(40〜64歳は介護保険料が加わります)、扶養親族の人数、前月の給与額などで変わります。同じ額面の賞与でも、人によって手取りは数千円〜数万円単位で違いが出る点には注意してください。
国税庁の「令和7年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円で、うち平均賞与は75万円(男性96万円、女性47万円)。給料・手当に対する賞与の割合は18.2%となっています。
賞与から引かれる3つのお金
社会保険料
- 健康保険料・介護保険料(40〜64歳)
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
これらは賞与の額面(標準賞与額)に対して計算されます。健康保険には年度累計573万円、厚生年金には1回あたり150万円の上限があり、それを超える部分には保険料がかかりません。
所得税(源泉徴収)
賞与の所得税は、その月の賞与額に「前月の給与(社会保険料控除後)と扶養親族数から決まる税率」を掛けて計算されます。前月の給与が高いほど税率が上がる仕組みで、最終的には年末調整で年間の課税所得に基づいて精算されます。
住民税
住民税は前年の所得に基づいて決まり、一般的には毎月の給与から分割で天引きされます。そのため賞与のタイミングでは引かれないケースが多いですが、自治体や事業所の運用によって扱いが異なります。
賞与の手取り早見表|額面別の目安
| 賞与の額面 | 手取りの目安(約8割) |
|---|---|
| 20万円 | 約16万円 |
| 30万円 | 約24万円 |
| 50万円 | 約40万円 |
| 75万円(平均並み) | 約60万円 |
| 100万円 | 約80万円 |
実際の手取り率は75〜85%の幅に収まるケースが多いです。自分の正確な手取りは、勤務先の健康保険料率や前月給与の額によって変わるため、給与明細で確認するのが確実です。月々の給与の手取りは手取り早見でも確認できます。
賞与の手取りを左右するポイント
- 前月の給与額:賞与の所得税率は前月の給与から決まるため、残業が多い月の直後に賞与が出ると税率が上がることがあります(年末調整で精算されます)。
- 扶養親族の人数:扶養控除等申告書に記載した人数が多いほど、賞与の源泉徴収税額は少なくなります。
- 年齢と都道府県:40〜64歳は介護保険料が加算され、健康保険料率は都道府県ごとに異なります。
- 賞与の支給回数・タイミング:夏と冬の2回支給か、年1回かで、社会保険料の上限や税額の計算が変わります。
賞与と年収の関係を見るときの注意点
賞与は業績や勤務評価で変動しやすく、統計上の平均値と自分の金額が大きくずれることも珍しくありません。年収ベースで考える場合は、月給と賞与を分けて管理し、年収指数などで世の中の水準と比べてみるとよいでしょう。
また、賞与は支給月に社会保険料がまとめて引かれるため、その月の手取りが大きく増減します。生活費の計画は「賞与の手取り=額面の8割」を前提に、余裕を持たせておくのがおすすめです。
まとめ
賞与の手取りは、額面のおよそ75〜85%(目安として8割前後)です。引かれる主なものは社会保険料・所得税で、住民税は月次の給与から分割で天引きされることが多くなっています。手取り額は健康保険料率や年齢、扶養人数、前月の給与額で変わるため、実際の金額は給与明細で確認しましょう。関連する情報は記事一覧からも探せます。
よくある質問
賞与の手取りは額面の何割くらいですか?
一般的には額面の75〜85%程度、おおむね8割前後が目安です。健康保険料率(都道府県で異なる)、40〜64歳の介護保険料、扶養親族の人数、前月の給与額などで変動するため、あくまで目安として考えてください。
賞与から住民税は引かれますか?
住民税は前年の所得に基づいて決まり、一般的には毎月の給与から分割で天引き(特別徴収)されます。そのため賞与のタイミングでは引かれないケースが多いですが、自治体や事業所の運用によって扱いが異なります。
賞与の所得税はどうやって決まりますか?
賞与の所得税は、その月の賞与額に「前月の給与(社会保険料控除後)と扶養親族数から決まる税率」を掛けて源泉徴収されます。前月の給与が高いほど税率が上がり、年末調整で年間の課税所得に基づいて精算されます。
賞与の社会保険料に上限はありますか?
健康保険は年度累計573万円、厚生年金保険は1回あたり150万円の標準賞与額の上限があり、それを超える部分には保険料がかかりません。上限額は制度改正で変わる可能性があるため、最新の情報を確認してください。
賞与の手取りを増やす方法はありますか?
扶養控除等申告書を正しく提出する、iDeCoやふるさと納税などの制度を活用するといった方法が一般的に知られています。ただし効果や条件は人によって異なるため、勤務先や税務署、専門家に確認することをおすすめします。
参考情報
- 国税庁 民間給与実態統計調査
- 国税庁 令和7年分 民間給与実態統計調査(概要)
- LIMO 平均給与487万円の最新データ解説
- 民間平均給与2025年(令和7年分)男女・業種・年齢別
- 令和6年分民間給与実態統計調査結果について 1 調査の概要 民間給与実態統計調査は、統計法に基づく基幹統計であり、昭和 24 年分から始まり、今回 が第 76 回目に当たる。この調査(サンプル調査)は、民間の事業所における年間の給与の実 態を、給与階級別、事業所規模別、企業規模別等に明らかにし、併せて、租税収入の見積り、 租税負担の検討、税務行政運営等の基本資料とすることを目的としている。 (注)この調査は、サンプル調査であり、標本事業所等から得た標本値に標本抽出率等の逆 数を乗じて全体の給与額等を推計している。
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。