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年収とは?額面・所得・手取りの違いと平均年収の目安をわかりやすく解説

年収とは何かを基本から解説。額面・所得・手取りの違い、国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査による平均給与487万円や男女別・雇用形態別の目安、業種や年齢による差、手取りの考え方、年収を見るときの注意点まで初心者向けにわかりやすくまとめました。

キーワード: 年収 とは

年収とは?額面と手取りの違い・計算方法・平均年収をわかりやすく解説">年収とは?まずおさえたい基本の意味

年収とは、一般的に「1年間(暦年の1月から12月まで)に受け取った収入の合計」を指します。会社員の場合、毎月支給される給料・各種手当と、賞与(ボーナス)を1年分合計した金額です。

重要なのは、年収は税金や社会保険料が差し引かれる前の「額面(支給額)」だという点です。国税庁の民間給与実態統計調査でも、給与は「1年間の支給総額(給料・手当及び賞与の合計額)で、給与所得控除前の収入金額」と定義され、通勤手当などの非課税分は含まないとされています(出典:国税庁 nta.go.jp)。

また、年収を数える期間は「暦年(1月1日〜12月31日)」が一般的です。源泉徴収票や年末調整もこの区切りで行われます。フリーランスや個人事業主の場合は、売上と所得(必要経費を差し引いた額)を区別して考える必要があります。

年収・所得・手取りの違い

似た言葉ですが、意味は次のように分かれます。

用語意味イメージ
年収(給与収入)1年間の額面の合計最も大きい金額
所得(給与所得)年収から給与所得控除などを差し引いた額税金の計算の出発点
手取り年収から社会保険料・所得税・住民税などを差し引いた額実際に使える金額

年収が同じでも、所得控除の内容や扶養の有無、お住まいの地域(住民税の均等割など)によって手取りは変わります。手取りは「年収のおよそ75〜85%」が目安とされますが、あくまで概算です。詳しい金額は手取り早見で確認できます。

平均年収(平均給与)の目安は487万円

国税庁が公表した「令和7年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者(5,163万人)の平均給与は487万円でした。前年の478万円から9万1,000円増え、伸び率は1.9%です(出典:国税庁 nta.go.jp、LIMO limo.media)。

区分平均給与(令和7年分)
全体487万円
男性597万円
女性342万円
正社員(正職員)559万円
正社員(正職員)以外210万円

内訳をみると、平均給料・手当は412万円、平均賞与は75万円で、賞与割合は18.2%となっています。平均年齢は47.3歳、平均勤続年数は12.5年です。これらはあくまで全体の平均値であり、個人差・地域差・業種差が大きい点に注意してください。

業種・年齢・勤続年数で年収は大きく変わる

同じ調査では、年収(平均給与)の差が次のように示されています。

  • 業種別:最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の854万円、次いで「金融業,保険業」の726万円。最も低いのは「宿泊業,飲食サービス業」の276万円
  • 年齢階層別:男性は60歳未満まで年齢が上がるほど高くなり、55〜59歳(734万円)が最も高い。女性は年齢による較差があまり顕著ではない
  • 勤続年数別:男性は勤続30〜34年(838万円)、女性も勤続30〜34年(501万円)が最も高い

このように、年収は「何の仕事か」「何歳か」「どれくらい勤めているか」で大きく変わります。平均値だけを見て一喜一憂する必要はありません。

年収から手取りを計算する流れ

年収から手取りを求める手順は、おおまかに次のとおりです。

  1. 年収(額面)から社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)を差し引く
  2. 給与所得控除や各種所得控除を差し引いて課税所得を計算する
  3. 課税所得に所得税・住民税の税率をかけて税額を求める

結果として手取りは年収の75〜85%程度になることが多いものの、家族構成や年齢、自治体によって変わります。自分の年収帯の目安を知りたいときは年収指数も参考にしてください。

年収を見るときの注意点

  • 平均値は一部の高額所得者に引っ張られるため、実際の中央値は平均より低いことが多い
  • 額面の年収と、口座に振り込まれる手取りは別物
  • 賞与の有無で、同じ年収でも月々の収入の印象は変わる
  • 民間給与実態統計調査は標本調査であり、複数の事業所から給与を受ける人は複数人として集計されるなど、他の統計とは一致しないことがある

年収の考え方を押さえたうえで、関連する記事は記事一覧から探せます。

よくある質問

年収と月収はどう違いますか?

月収は1か月分の収入、年収は1年分(暦年)の収入の合計です。賞与がある場合は、月収に賞与を加えた金額が年収に近づきます。なお、月収という言葉は額面を指す場合と手取りを指す場合があるため、文脈の確認が必要です。

年収にボーナス(賞与)は含まれますか?

含まれます。国税庁の民間給与実態統計調査でも、給与は「給料・手当及び賞与の合計額」と定義されています。令和7年分の平均給与487万円のうち、平均賞与は75万円(賞与割合18.2%)でした。

年収と所得の違いは何ですか?

年収は税金や社会保険料を引く前の額面の収入、所得は年収から給与所得控除などの必要経費相当分を差し引いた金額です。所得税や住民税は、この所得からさらに各種所得控除を引いた「課税所得」をもとに計算されます。

平均年収487万円の場合、手取りはいくらくらいですか?

一般的な目安として、手取りは年収の75〜85%程度といわれます。487万円なら概算で365万〜414万円前後になりますが、社会保険料や税負担、扶養の有無、お住まいの地域などで変わります。あくまで目安として[手取り早見](/tedori)でご確認ください。

年収はいつからいつまでの期間で数えますか?

会社員の場合は、1月1日から12月31日までの暦年で数えるのが一般的です。源泉徴収票や年末調整もこの期間を対象としています。転職した年は、前職と現職の支払いが同じ年に含まれるため、年収が一時的に大きく見えることがあります。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。