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初任給平均はいくら?学歴別・手取り目安を2025年データで解説

初任給平均を学歴別・男女別・企業規模別に整理。厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査をもとに、大学院卒29.9万円、大学卒26.23万円などの額面と手取りの目安を表で解説します。2年目に手取りが減る理由や、平均給与487万円との比較も掲載。

キーワード: 初任給平均

初任給平均の全体像|2025年調査の最新データ

初任給平均とは、新卒で入社した人が最初に受け取る給与の平均額です。ここで押さえておきたいのは、公表されている初任給平均はすべて「額面」の金額だという点です。実際に口座へ振り込まれる「年収487万円から税金・社会保険料を引いた手取りの目安を解説">手取り」は、額面から社会保険料や税金を差し引いた金額になります。

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査(新規学卒者)によると、学歴別の初任給平均は次のとおりです。

  • 大学院卒:29.9万円
  • 大学卒:26.23万円(前年比+5.6%)
  • 高専・短大卒:23.55万円
  • 専門学校卒:23.07万円
  • 高校卒:20.73万円(前年比+5.0%)

なお、初任給はあくまで平均値です。業種・地域・企業規模・職種によって大きく変わるため、自分の条件に当てはめた金額は「目安」として捉えてください。

学歴別の初任給平均と手取りの目安

初任給の手取りは、一般的に「額面の75〜85%」が目安とされます(matcher.jp)。協会けんぽ東京・40歳未満・扶養なし・賞与なし・1年目という条件で試算した概算が次の表です。

学歴初任給平均(額面)社会保険料の目安所得税の目安手取り(1年目)手取り(2年目〜)
大学院卒299,000円約4.4万円約0.6万円約23.9万円約22.7万円
大学卒262,300円約3.9万円約0.5万円約21.1万円約20.1万円
高専・短大卒235,500円約3.5万円約0.4万円約19.0万円約18.2万円
専門学校卒230,700円約3.4万円約0.4万円約18.6万円約17.8万円
高校卒207,300円約3.1万円約0.3万円約16.8万円約16.1万円

出典はcareerkoumei.jpの集計です。会社の所在地や年齢、扶養の有無で保険料率は変わるため、金額はあくまで目安と考えてください。

男女別・企業規模別にみた初任給平均

大卒の初任給平均は男性264,900円・女性259,700円で、差は約5,000円です。高専・短大卒は男性241,400円・女性230,000円、専門学校卒は男性227,800円・女性232,400円、高校卒は男性210,100円・女性202,900円となっています。

企業規模別では、大企業(1,000人以上)26.17万円、中企業(100〜999人)24.05万円、小企業(10〜99人)22.56万円。規模が大きいほど初任給は高くなる傾向があります。ただしこれは平均値であり、同じ規模でも業種による差は大きい点に注意しましょう。

初任給から手取りを計算するしくみ

初任給から差し引かれるものは、大きく分けて次の3つです。

  • 所得税:額面から社会保険料を引いた金額に対して課税される
  • 雇用保険料:入社1ヶ月目から引かれる
  • 社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料):2ヶ月目以降に本格的に引かれる

入社1ヶ月目は社会保険料の天引きが間に合わず、所得税と雇用保険料しか引かれないことがあります。そのため2ヶ月目の手取りは、1ヶ月目より1〜2割減って驚くケースも少なくありません。なお、初任給は「基本給+各種手当」で構成されており、基本給そのものではない点も覚えておきましょう。

2年目に手取りが減ることもある理由

住民税は前年の所得に対して課税され、翌年6月から翌々年5月にかけて12回に分けて給与から天引きされます。新入社員の1年目は前年の所得がないため住民税がかかりませんが、2年目の6月からは住民税が発生します。

大学卒で1年目の年収が約315万円(賞与なし)の場合、住民税は年約12万円・月約1万円が目安です。昇給額が月1万円未満だと、2年目の6月の手取りは1年目より少なくなる可能性があります。手取りの変化を事前に把握したいときは手取り早見を確認してください。

初任給の「その後」|平均給与はいくらになる?

国税庁(nta.go.jp)の令和7年分民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円です。男女別では男性597万円・女性342万円、雇用形態別では正社員(正職員)559万円・正社員以外210万円でした。平均年齢は47.3歳、平均勤続年数は12.5年です。

初任給20〜30万円台から平均487万円へ上がっていくのが、一般的なキャリアの姿といえます。年収が上がるほど税率や社会保険料の負担も変わるため、手取りの伸びは額面ほど大きくありません。自分の年収帯の実態を知りたいときは年収指数や記事一覧もあわせてご覧ください。

まとめ

  • 学歴別の初任給平均(額面)は高校卒20.73万円〜大学院卒29.9万円
  • 手取りは額面の75〜85%が目安で、大卒なら約21万円前後
  • 2年目の6月から住民税が引かれ、手取りが一時的に減ることがある
  • 民間給与実態統計の平均給与は487万円(正社員559万円)
  • 業種・地域・企業規模で差が大きいため、あくまで目安として見る

よくある質問

初任給の平均はいくらですか?

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査(新規学卒者)によると、額面の初任給平均は大学院卒29.9万円、大学卒26.23万円、高専・短大卒23.55万円、専門学校卒23.07万円、高校卒20.73万円です。業種・地域・企業規模による差が大きいため、あくまで目安として捉えてください。

初任給の手取りはどのくらいになりますか?

一般的に「額面の75〜85%」が手取りの目安です。協会けんぽ東京・40歳未満・扶養なし・賞与なしの条件で試算した概算では、大学卒で約21.1万円、高校卒で約16.8万円(いずれも1年目)となります。住民税が始まる2年目以降は約1万円減る例もあります。

初任給は年々上がっていますか?

令和7年賃金構造基本統計調査では、大学卒の初任給は前年比+5.6%、高校卒は+5.0%と上昇しています。ただし上昇率は調査年や学歴によって異なるため、最新の公表値を確認することをおすすめします。

2年目に手取りが減ることはありますか?

あります。住民税は前年所得に対して翌年6月から課税されるため、1年目は住民税がかからず、2年目の6月から天引きが始まります。昇給額が月1万円未満の場合、2年目の6月の手取りが1年目を下回ることがあります。

初任給と基本給の違いは何ですか?

初任給は「基本給+各種手当」を含んだ、入社後に初めて受け取る給与の総額です。基本給は各種手当を除いた部分を指します。募集要項に載っている金額が初任給で、基本給はそれより低いことが一般的です。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。