本文へスキップ
手取りナビ
メニュー

インドネシアの平均年収はいくら?現地採用・駐在員の給与相場を徹底解説

インドネシアの平均年収を、現地採用と駐在員に分けて解説。国税庁の日本の平均給与487万円と比較しながら、職種別・地域別の給与相場や手取りの仕組み、THR制度まで詳しく紹介します。

キーワード: インドネシア 平均年収

インドネシアの年収は487万円|令和7年分 民間給与実態統計調査の男女・年齢別・手取り目安">平均年収はどのくらい?

インドネシアの平均年収は、現地の中央統計庁(BPS)の2025年8月時点のデータによると、月額平均賃金が約333万ルピア(約2万9,810円)で、年収換算では約3,996万ルピア(約35万7,680円)です。ただし、これは全国平均であり、都市部と地方、業種・職種によって大きな差があります。

一方、日本の国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。インドネシアの全国平均年収は日本円で約36万円と、日本の約13分の1の水準ですが、これはあくまで現地の一般労働者の平均であり、日本人が現地で働く場合の給与とは大きく異なります。

日本人のインドネシア平均年収:駐在員と現地採用の違い

インドネシアで働く日本人の年収は、雇用形態によって大きく変わります。

駐在員の場合

日本企業から派遣される駐在員の平均年収は、ボーナスや各種手当を含めて約800万〜1,200万円が相場です。管理職以上では1,500万円を超えることもあります。主な手当としては、海外赴任手当(月5万〜15万円)、住宅手当(月10万〜20万円)、子女教育手当、一時帰国費用などが会社負担となるケースが多く、実質的な可処分所得は非常に高くなります。

現地採用の場合

現地法人と直接契約する現地採用の日本人の平均年収は、THR(宗教祝祭日手当)を含めた13か月分換算で約250万〜500万円が一般的な範囲です。月給ベースでは20万〜35万ルピア(約18万〜31万円、手取りベース)が中心です。

レベル月収(手取り目安)年収換算(13か月)
新卒〜3年目(スタッフ)Rp 15,000,000〜20,000,000(約13万〜18万円)約170万〜230万円
中堅(3〜7年目)Rp 20,000,000〜35,000,000(約18万〜31万円)約230万〜400万円
マネージャー(7年以上)Rp 35,000,000〜50,000,000(約31万〜45万円)約400万〜580万円
シニアマネージャー以上Rp 50,000,000〜80,000,000(約45万〜71万円)約580万〜930万円

現地採用でも、ITエンジニアや経理・財務など専門スキルを持つ人材は月収Rp 50,000,000(約45万円)を超えることも珍しくありません。

職種別・地域別の給与相場

職種別の月収目安(現地採用・手取りベース)

職種スタッフ(月収)マネージャー(月収)
営業Rp 15〜30 jutaRp 35〜60 juta
製造・生産管理Rp 20〜35 jutaRp 40〜65 juta
経理・財務Rp 20〜35 jutaRp 40〜70 juta
IT・エンジニアRp 25〜40 jutaRp 45〜80 juta
人事・総務Rp 15〜25 jutaRp 30〜50 juta
マーケティングRp 20〜35 jutaRp 35〜60 juta
建設・インフラRp 25〜40 jutaRp 50〜80 juta

地域別の平均月収(現地一般労働者)

インドネシア中央統計庁(BPS)のデータによると、地域別の平均月収は以下の通りです。

地域平均月収平均年収の目安
インドネシア全国333万ルピア(約3.0万円)3,996万ルピア(約36.0万円)
ジャカルタ特別州488万ルピア(約4.4万円)5,856万ルピア(約52.7万円)
西ジャワ州377万ルピア(約3.4万円)4,524万ルピア(約40.7万円)
東ジャワ州290万ルピア(約2.6万円)3,480万ルピア(約31.3万円)
バリ州364万ルピア(約3.3万円)4,368万ルピア(約39.3万円)

ジャカルタの平均賃金は全国平均の約1.5倍で、都市部と地方の差が顕著です。

インドネシアの給与制度の特徴:THRと手取り

インドネシアで働く際に知っておくべき独自の制度が、THR(Tunjangan Hari Raya:宗教祝祭日手当)です。これはインドネシアの労働法で義務付けられており、勤続1か月以上の全従業員に対して基本給1か月分が支給されます。支給時期は断食月明けのレバラン(イドゥル・フィトリ)前で、外国人労働者も対象です。

これにより、年収は「月給×13か月分」が基本計算式となります。さらに業績連動型ボーナスが年1〜2回加算される企業もあります。

また、インドネシアでは給与が「手取り(ネット)」で提示されることが一般的です。日本のように額面(グロス)で提示されるケースもありますが、オファーを受ける際には必ず「手取りか額面か」を確認しましょう。額面提示の場合、所得税と社会保険料(BPJS)が天引きされるため、実際の受取額は10〜20%ほど少なくなります。

インドネシアの所得税と手取りの関係

インドネシアに183日以上滞在する外国人は「居住者」として扱われ、全世界所得に対して所得税(PPh 21)が課税されます。税率は累進課税で以下の通りです。

課税所得(年間)税率
6,000万ルピア以下5%
6,000万〜2億5,000万ルピア15%
2億5,000万〜5億ルピア25%
5億〜50億ルピア30%
50億ルピア超35%

日本人の現地採用者の多くは月収Rp 20,000,000〜50,000,000程度であり、年間課税所得は2億5,000万〜6億ルピア前後になることが多いため、実効税率は15〜25%程度が一般的です。

手取りで提示された場合は企業が所得税を負担する形となるため、そのままの金額が口座に振り込まれます。

まとめ:インドネシア平均年収と日本の比較

インドネシアの平均年収は、現地一般労働者ベースでは日本円で約36万円と日本の約13分の1ですが、日本人駐在員の場合は800万〜1,200万円、現地採用でも250万〜500万円と、日本の平均給与487万円と比較しても遜色ない水準です。特に駐在員は各種手当が充実しており、実質的な可処分所得は日本国内よりも高いケースが多くあります。

インドネシアでの就労を検討する際は、給与の提示方式(手取りか額面か)やTHRの有無、住宅・交通などの福利厚生を総合的に判断することが重要です。

関連記事:年収指数 | 手取り早見 | 記事一覧

よくある質問

インドネシアの平均年収は日本円でいくらですか?

インドネシア中央統計庁(BPS)の2025年8月時点のデータによると、全国平均の月収は約333万ルピア(約2万9,810円)、年収換算では約3,996万ルピア(約35万7,680円)です。ただし、これは現地一般労働者の平均であり、日本人駐在員や現地採用の給与はこれより大幅に高くなります。

インドネシアで働く日本人の平均年収はどのくらいですか?

駐在員の場合、ボーナスや手当を含めて約800万〜1,200万円が相場です。現地採用の場合は、THRを含めた13か月分換算で約250万〜500万円が一般的な範囲です。職種や経験、語学力によって変動します。

インドネシアのTHR(宗教祝祭日手当)とは何ですか?

THRはインドネシアの労働法で義務付けられた制度で、勤続1か月以上の全従業員に対して基本給1か月分が支給されます。支給時期は断食月明けのレバラン前で、外国人労働者も対象です。これにより年収は「月給×13か月分」が基本となります。

インドネシアで給与が「手取り」提示されるのはなぜですか?

インドネシアでは給与を「手取り(ネット)」で提示する企業が多く、この場合所得税を企業側が負担する形となります。一方、額面(グロス)提示の場合は所得税と社会保険料が天引きされるため、実際の受取額は10〜20%少なくなります。オファー時には必ずどちらの方式か確認しましょう。

インドネシアの所得税率はどのくらいですか?

インドネシアの所得税(PPh 21)は累進課税で、課税所得6,000万ルピア以下が5%、6,000万〜2億5,000万ルピアが15%、2億5,000万〜5億ルピアが25%、5億〜50億ルピアが30%、50億ルピア超が35%です。日本人現地採用者の実効税率は15〜25%程度が一般的です。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。