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薬剤師の初任給はいくら?平均月額・初年度の年収・手取りの目安

薬剤師の初任給は公的統計で月額25万円前後が目安です。人事院の職種別民間給与実態調査や賃金構造基本統計調査の数字をもとに、初年度の年収や手取りの考え方、求人票で確認したいポイントまでをわかりやすく整理します。控除や賞与は個人差・勤務先差があるため概算として参考にしてください。

キーワード: 薬剤師 初任給

薬剤師の初任給は月額25万円前後が一つの目安

薬剤師の初任給は、公的統計では月額25万円前後が一つの目安です。人事院「令和7年職種別民間給与実態調査」(2025年4月分)によると、前年度中に免許を取得して2025年4月までに採用された「準新卒」薬剤師(大学卒)の平均初任給月額は250,965円でした。

区分(大学卒)平均初任給月額備考
企業規模100人以上(計)250,965円調査事業所25所(復元後297所)
500人以上250,369円—
100人以上500人未満253,691円*調査事業所10所以下
50人以上100人未満x参考(1所)

この初任給月額に含まれるのは、4月分の基本給と、事業所の従業員に一律に支給される給与です。時間外手当・家族手当・通勤手当など、特定の人だけに支給されるものは含まれません。また集計の単位は「採用のあった事業所の平均」であり、1人ひとりの初任給を保証する数字ではありません。調査事業所が25所と少ない点も含め、あくまで目安として見てください(yakuzaishi-shigoto-erabi.com)。

賃金構造基本統計調査で見る「経験0年」の給与

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2025年6月賃金、2026年3月公表)では、薬剤師の経験年数0年(1年未満)の所定内給与額は335.9千円、20〜24歳では327.3千円(いずれも男女計・民営・企業規模10人以上・一般労働者)でした。

所定内給与額は、決まって支給する給与から残業代・深夜・休日・宿日直・交替の手当を除いた額です。通勤手当や家族手当は含まれ、税や社会保険料を引く前の金額にあたります。人事院の「初任給月額」とは対象者・含まれる項目・調査時期が異なるため、単純に比較できない点を押さえておきましょう。

初任給と「初年度の年収」は別物

初任給は月額の基本給などを示すもので、手取りの違い・計算方法・平均年収をわかりやすく解説">年収とは異なります。公表統計から初年度の年収を試算した例では、経験0年・20〜24歳の薬剤師で月給32万1,500円、年間賞与その他特別給与1万1,400円(令和6年調査)となり、年収は約386万9,400円になります(relax-job.com)。

初年度は賞与が満額支給されないことや、入社時期・勤務先の規定によって金額が変わることも多いです。初任給の額だけで判断せず、初年度の年収見込みまで確認しておくと安心です。

薬剤師の平均年収と全産業平均の比較

薬剤師全体の平均年収は約599.3万円(2024年調査結果。賃金構造基本統計調査をもとに「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出)という集計があります。男女別では男性651.1万円、女性555.8万円、平均年齢は40.9歳とされています(pharma.mynavi.jp)。

一方、国税庁「民間給与実態統計調査」(令和7年分)では、給与所得者全体の平均給与は487万円、男性597万円、女性342万円、正社員559万円、正社員以外210万円です(nta.go.jp)。薬剤師は経験を積むほど年収が上がりやすい職業で、全体平均より高い水準に位置するといえます。年収水準の全体像は年収指数も参考にしてください。

初任給から手取りを計算するときの注意点

額面の初任給からは、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料などの社会保険料、所得税、住民税(2年目以降)が差し引かれます。住民税は前年の所得に基づいて決まるため、入社1年目は天引きされず、2年目から負担が増えるのが一般的です。

そのため、額面月額25万円の場合の手取りは、独身・扶養なしといった条件の下では額面の8割前後(おおむね19〜20万円台)になることが多い、というのが一つの目安です。ただし社会保険料率は都道府県や加入する健康保険組合によって異なり、扶養の有無でも変わります。実際の金額には個人差があるため、おおよその手取りは手取り早見で確認してください。

求人票・労働条件の書面で確認したいこと

  • 基本給の額と、全員に一律で支給される手当の有無
  • 住宅手当・家族手当・通勤手当など条件付き手当の支給条件
  • 固定残業代がある場合の基本給との内訳、時間数、超過分の扱い
  • 試用期間の長さと、その期間の賃金・業務内容
  • 就業場所と将来の異動の範囲(地域手当の有無に関わる)
  • 賞与の有無と算定期間、昇給の決まり方

初任給や賞与、手当は勤務先の規定によって異なります。求人票や労働条件通知書の記載を確認し、不明な点は面接や採用担当者への質問で確かめましょう。薬剤師の年収や働き方に関する他の記事は記事一覧から探せます。

よくある質問

薬剤師の初任給の平均はいくらですか?

人事院「令和7年職種別民間給与実態調査」(2025年4月分)では、準新卒薬剤師(大学卒)の平均初任給月額は250,965円でした。ただし調査事業所が25所と少なく、値は採用のあった事業所の平均です。実際の初任給は勤務先によって異なるため、目安として捉えてください。

薬剤師の初任給は手取りでいくらになりますか?

公的統計に手取りの値はありません。額面月額25万円の場合、独身・扶養なしなどの条件では手取りが額面の8割前後(おおむね19〜20万円台)になることが多いという目安になります。社会保険料率は都道府県や健康保険組合で異なり、扶養の有無でも変わるため、実際の金額は人によって差があります。

初年度の年収はどのくらいですか?

経験0年・20〜24歳の薬剤師について、月給32万1,500円・年間賞与その他特別給与1万1,400円(令和6年調査)というデータをもとにした試算では、年収は約386万9,400円です。初年度は賞与が満額出ないことも多く、入社時期や勤務先の規定でも変わります。

病院と薬局で初任給は違いますか?

検索できた公的統計では、勤務先の業態別に薬剤師の初任給を比較した数値は確認できません。人事院調査では企業規模500人以上と100人以上500人未満の差はほとんど見られませんでした。業態ごとの差は求人票や労働条件の書面で個別に確認するのが確実です。

薬剤師の初任給は年々上がっていますか?

人事院調査の準新卒薬剤師の平均初任給月額は、令和5年230,462円、令和6年244,517円、令和7年250,965円と回ごとに高い値になっています。ただし調査対象の範囲や事業所数が年で異なるため、同じ事業所の上昇幅を示すものではない点に注意してください。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。