保健室の先生(養護教諭)の給料はいくら?初任給・手取り・平均年収を解説
保健室の先生(養護教諭)の給料を、初任給・手取り・公立私立別の平均年収・雇用形態別に整理しました。国税庁の民間給与実態統計と比較しながら、地域手当や夜勤手当の有無で年収がどう変わるかを目安としてわかりやすく解説します。
保健室の先生(養護教諭)の給料はどこで決まる?
保健室の先生は、正式には「養護教諭」という学校の教員です。給料は、勤務する学校の設置者(公立か私立か)、自治体、学歴、勤続年数、雇用形態によって変わります。公立学校の養護教諭は地方公務員として各自治体の給与規定が適用されるため、同じ年齢・経験でも地域によって差が出ます。以下で紹介する金額はすべて公開情報をもとにした目安・概算で、実際の支給額は自治体や学校法人ごとの規定、個人の控除状況によって異なります。
初任給と年収487万円から税金・社会保険料を引いた手取りの目安を解説">手取りの目安
初任給は学歴によって差が出ます。
| 大卒 | 短大卒 | |
|---|---|---|
| 初任給(総支給額) | 23〜26万円 | 21〜23万円 |
| 手取り額の目安 | 18〜20万円 | 16〜18万円 |
総支給額には、基本給に加えて地域手当や教職調整額(残業代の代わりとなる手当)などが含まれます。手取りは総支給額の約8割として計算した目安で、所得税・住民税・社会保険料のほか、自治体や共済組合の制度によっても変わります。自分の条件に近い手取りを知りたいときは手取り早見も参考にしてください。
公立・私立別の平均年収とボーナス
| 公立学校 | 私立学校 | |
|---|---|---|
| 平均月収 | 約40.9万円 | 約35〜45万円 |
| 年間ボーナス | 約170〜180万円 | 約140〜200万円 |
| 平均年収 | 約660万〜695万円 | 約600万〜650万円 |
| ボーナス月数 | 4.5ヶ月分 | 4.0〜5.5ヶ月分 |
公立の場合、小・中学校で平均年収約660万円、高等学校で約695万円という目安が示されています。ただしこれは50代などのベテラン層も含めた全体の平均値で、20〜30代のうちは年収400万〜500万円台になることが多いとされています。公立の大きな特徴は、ボーナスが年間約4.5ヶ月分と安定して支給される点です。
また、地域手当は物価の高い都市部で最大20%が上乗せされる一方、地方では0%の自治体もあり、この差が年収やボーナス額に直結します。
雇用形態で変わる給料——正規・臨時・パート
養護教諭は採用枠が少ないため、正規合格までの間、臨時的任用職員として働く人も多くいます。雇用形態によって待遇は次のように変わります。
- 正規職員:毎年必ず定期昇給があり、ボーナスも満額支給される
- 臨時職員(フルタイム非正規):月給20万〜25万円程度、年収300万円台〜。正規と同じ給料表が使われることも多いが、雇用期間が決まっているため昇給に限界がある
- パートタイム:時給1,500〜2,500円程度。基本的にボーナスや退職金はない
同じ「保健室の先生」でも、雇用形態によって年収ベースでは大きな差が開きます。
看護師から転職すると手取りはどう変わる?
病棟看護師の給与は夜勤手当に支えられている部分が大きく、日勤のみの養護教諭になるとこの手当がまるごと無くなります。そのため、20〜30代で転職した場合は月々の手取りが数万円〜10万円近く下がるケースが多いとされています(出典:ホスピタキャリア)。
一方で、公立の養護教諭は業績に左右されず年間約4.5ヶ月分のボーナスが支給され、毎年定期昇給があるため、10年・20年と長く勤めると年収500万〜600万円台に安定して到達しやすいという見方もあります。土日祝休み・夜勤なしといった働き方も含めて判断するとよいでしょう。
民間の平均給与と比べると
国税庁の令和7年分 民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)、雇用形態別では正社員559万円、正社員以外210万円でした。
公立学校の養護教諭の平均年収(約660万〜695万円)はこの民間平均を上回る水準ですが、これはベテラン層を含む平均値である点に注意が必要です。年代別の水準感は年収指数でも確認できます。
まとめ
保健室の先生(養護教諭)の給料は、公立か私立か、学歴、雇用形態、地域手当の有無によって大きく変わります。初任給は大卒で23〜26万円、手取りは18〜20万円前後が目安です。公立の平均年収は約660万〜695万円とされますが、これはベテランを含む平均で、若手のうちは400万〜500万円台が中心になります。正確な金額は勤務先の給与規定や採用募集要項で確認し、記事一覧から関連記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
保健室の先生(養護教諭)の初任給はいくらですか?
公開情報をもとにした目安では、大卒で総支給額23〜26万円、短大卒で21〜23万円とされています。基本給に地域手当や教職調整額などが加わった金額で、自治体や学校法人の規定によって異なります。
保健室の先生の手取りはどのくらいですか?
総支給額の約8割として計算した目安では、大卒1年目で18〜20万円前後、短大卒で16〜18万円前後とされています。実際の手取りは所得税・住民税・社会保険料や共済組合の制度、扶養の有無などで変わるため、あくまで概算です。
公立と私立で給料は違いますか?
公立は地方公務員として各自治体の給与規定が適用され、平均年収は約660万〜695万円、ボーナスは年間約4.5ヶ月分という目安が示されています。私立は学校法人ごとの規定になり、平均年収約600万〜650万円、ボーナス4.0〜5.5ヶ月分と幅があります。
看護師から養護教諭になると給料は下がりますか?
夜勤手当がなくなるため、月々の手取りは数万円〜10万円近く下がるケースが多いとされています。一方で公立の場合はボーナスが安定して支給され、定期昇給もあるため、長期的には年収が安定しやすいという見方もあります。
臨時職員として働く場合の年収はどのくらいですか?
フルタイムの臨時的任用職員では月給20万〜25万円程度、年収300万円台〜が目安とされています。正規と同じ給料表が使われることもありますが、雇用期間が決まっているため昇給に限界があり、ボーナスが満額出ない場合もあります。
参考情報
- 国税庁 令和7年分 民間給与実態統計調査
- ホスピタキャリア 養護教諭の給料・年収のリアル
- LIMO 令和7年分の平均給与は487万円
- memorva 民間平均給与2025年(令和7年分)
- 令和6年分民間給与実態統計調査結果について 1 調査の概要 民間給与実態統計調査は、統計法に基づく基幹統計であり、昭和 24 年分から始まり、今回 が第 76 回目に当たる。この調査(サンプル調査)は、民間の事業所における年間の給与の実 態を、給与階級別、事業所規模別、企業規模別等に明らかにし、併せて、租税収入の見積り、 租税負担の検討、税務行政運営等の基本資料とすることを目的としている。 (注)この調査は、サンプル調査であり、標本事業所等から得た標本値に標本抽出率等の逆 数を乗じて全体の給与額等を推計している。
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。