銀行員の給料は平均684万円|業態別の年収と手取りの目安を解説
銀行員の給料は平均684万円(2025年度・東京商工リサーチ調べ)。三井住友銀行など上位行は900万円超で、業態別では大手行854万円・地方銀行699万円・第二地銀614万円と差があります。額面684万円の手取り目安や国税庁の平均給与との比較、今後の見通しも解説します。
銀行員の給料は平均684万円|2025年度の調査結果
東京商工リサーチが国内98銀行の2025年度有価証券報告書を集計した調査によると、銀行員の平均年間給与(基本給与+賞与・基準外賃金)は684万円(中央値675万5,000円)でした。前年度(63行ベース)の653万3,000円から30万7,000円(4.6%)増えています。比較可能な63行のうち59行(93.6%)で前年度を上回り、業界全体で賃上げが進んでいることがわかります。
なお、この金額は有価証券報告書に記載された「平均年間給与」で、基本給に賞与や基準外賃金を含めた額面ベースです。実際に手元に残る金額は、社会保険料や税金が差し引かれるため、これより少なくなります。
銀行員の給料ランキング|上位は900万円超
2025年度の平均年間給与が高かった銀行は次のとおりです。
| 順位 | 銀行 | 平均年間給与 | 前年度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 三井住友銀行 | 933万8,000円 | 891万6,000円 |
| 2位 | あおぞら銀行 | 927万7,000円 | 906万8,000円 |
| 3位 | 三菱UFJ銀行 | 914万3,000円 | 856万円 |
三井住友銀行は初めて900万円を超え、2021年度以来4年ぶりにトップに返り咲きました。900万円以上は3行、800万円以上900万円未満は10行。一方、国税庁が公表する給与所得者(正社員)の平均給与を下回ったのは7行にとどまっています。
業態別の銀行員給料|大手行と地方銀行の差は155万円
同じ「銀行員」でも、勤務する銀行の業態によって給料水準は大きく異なります。
| 業態 | 平均年間給与 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 大手行(7行) | 854万4,000円 | 41.4歳 |
| 地方銀行(61行) | 698万9,000円 | 40.2歳 |
| 第二地銀(30行) | 613万5,000円 | 39.7歳 |
大手行と地方銀行の差は155万5,000円、地方銀行と第二地銀の差は85万4,000円です。全体の平均年齢は40.1歳で、98行の行員数は23万9,757人でした。同じ銀行員でも、業態や職種、役職によって年収は大きく変わる点は押さえておきましょう。
銀行員の手取りはいくら?額面684万円の場合の目安
銀行員の平均年間給与684万円は額面の金額です。ここから社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)と所得税・住民税が差し引かれます。
一般的には、年収684万円の場合の手取りは額面の75〜80%程度、およそ510万〜550万円が目安とされます。月収に換算すると月42万〜45万円前後(賞与を含めた平均)になりますが、扶養家族の有無、住んでいる地域、加入する健康保険組合、賞与の割合などで変わります。あくまで概算として捉えてください。
自分の年収に応じた手取りを知りたい場合は、手取り早見や年収指数で確認できます。
国税庁の平均給与と比べると
国税庁の令和7年分 民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。正社員に限ると559万円、正社員以外は210万円となっています。
銀行員の平均684万円は、正社員平均559万円を125万円ほど上回る水準です。業種別でも「金融業、保険業」は平均726万円で、電気・ガス・熱供給・水道業(854万円)に次いで2番目に高い業種となっています。
出典:nta.go.jp
銀行員の給料が高い理由と今後の見通し
銀行員の給料が高い背景には、専門知識や技術を持つ人材の確保競争、職種間の格差、新卒初任給の引き上げなどがあると指摘されています。金利のある世界に戻り、銀行の収益が改善したことも賃上げの追い風になっているとみられます。
ただし、すべての銀行員が高給というわけではありません。窓口業務や事務職など職種によって水準は異なり、業態や地域による差も大きいのが実情です。平均値は一部の高額行に引っ張られることもあるため、中央値(675万5,000円)もあわせて確認するとよいでしょう。銀行以外の業種と比較したい場合は記事一覧も参考にしてください。
よくある質問
銀行員の平均年収はいくらですか?
東京商工リサーチが国内98銀行を集計した2025年度調査では、平均年間給与は684万円(中央値675万5,000円)でした。ただし業態や職種、役職によって大きく異なり、大手行は854万4,000円、地方銀行は698万9,000円、第二地銀は613万5,000円となっています。
銀行員の手取りは額面の何割くらいですか?
一般的には額面の75〜80%程度が目安とされます。平均年間給与684万円の場合、手取りはおよそ510万〜550万円程度という計算になりますが、扶養家族の有無やお住まいの地域、加入する健康保険組合、賞与の割合などで変わるため、あくまで概算です。
銀行員の給料が高い銀行はどこですか?
2025年度の調査では、三井住友銀行が933万8,000円でトップ、次いであおぞら銀行927万7,000円、三菱UFJ銀行914万3,000円が上位でした。900万円以上は3行、800万円以上900万円未満は10行です。
銀行員の給料は国税庁の平均と比べて高いですか?
国税庁の令和7年分 民間給与実態統計調査では、正社員の平均給与は559万円です。銀行員の平均684万円はこれを上回ります。業種別でも「金融業、保険業」は平均726万円と上位に入ります。
銀行員の給料は今後も上がりますか?
金利上昇による収益改善や人材確保の競争を背景に、賃上げの流れが続いていると報じられています。ただし業績や業態、職種によって差があり、将来の水準を断定することはできません。
参考情報
- 国税庁 民間給与実態統計調査(令和7年分)
- 東京商工リサーチ 銀行の年収ランキング(2025年度 国内銀行98行「平均年間給与」調査)
- マイナビニュース 銀行員の2025年度平均年収は「684万円」
- 民間平均給与2025年(令和7年分)男女・業種・年齢別
- 令和6年分民間給与実態統計調査結果について 1 調査の概要 民間給与実態統計調査は、統計法に基づく基幹統計であり、昭和 24 年分から始まり、今回 が第 76 回目に当たる。この調査(サンプル調査)は、民間の事業所における年間の給与の実 態を、給与階級別、事業所規模別、企業規模別等に明らかにし、併せて、租税収入の見積り、 租税負担の検討、税務行政運営等の基本資料とすることを目的としている。 (注)この調査は、サンプル調査であり、標本事業所等から得た標本値に標本抽出率等の逆 数を乗じて全体の給与額等を推計している。
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。