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年収は源泉徴収票のどこを見る?「支払金額」の意味と手取りとの違い

源泉徴収票で年収を確認するなら「支払金額」欄を見ます。本記事では、支払金額が額面年収を指す理由、給与明細の総支給や手取り・給与所得との違い、非課税通勤手当や賞与、複数枚の扱い、国税庁の平均給与487万円の統計、2026年分の控除改正のポイントまでわかりやすく解説します。

キーワード: 年収 源泉徴収票のどこ

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源泉徴収票で年収を見る場所は「支払金額」欄

源泉徴収票で年収を確認したいときは、まず「支払金額」欄を見ます。ここには、その年に勤務先から支払われた給与・手当・賞与の合計額が記載されます。一般的に、求人票や会話でいう「年収」は、税金や社会保険料を差し引く前の額面年収を指すことが多く、源泉徴収票の支払金額はその額面年収に近い数字です。ただし、非課税の通勤手当などは含まれないため、給与明細の「総支給」と一致しない場合があります。

支払金額は額面年収|手取り・給与所得との違い

源泉徴収票には似た言葉が並びますが、意味はそれぞれ異なります。

欄意味注意点
支払金額給与・手当・賞与の合計(非課税分を除く)一般的にいう額面年収
給与所得控除後の金額支払金額から給与所得控除等を引いた給与所得年収そのものではない
所得控除の額の合計額社会保険料控除・基礎控除などの合計課税所得を計算する段階
源泉徴収税額年末調整後の所得税額住民税は含まれない
社会保険料等の金額健康保険・厚生年金などの年間額手取りを考える材料になる

手取りは、支払金額から社会保険料や税金、会社独自の控除などを差し引いた「実際に受け取る額」です。額面の75〜85%を目安にする説明もありますが、家族構成・保険・地域・会社の控除によって変わるため、あくまで概算として考えてください。手取りの考え方は手取り早見も参考にしてください。

源泉徴収票と給与明細の総支給が一致しないケース

源泉徴収票の支払金額には、非課税の通勤手当は含まれません。一方、給与明細の総支給には通勤手当が含まれることがあります。また、源泉徴収票は暦年(1月〜12月)の支払実績、給与明細は当月の支給を示すもので、支給日や締め日の違いで一致しないこともあります。賞与の支給月や、入社・退職のタイミングでも差が出ます。

年収の統計で見る平均給与|国税庁 令和7年分

国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査(nta.go.jp)では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円でした。前年の478万円から9万1000円増え、5年連続の増加で過去最高とされています。内訳は男性597万円、女性342万円、正社員(正職員)559万円、パート・アルバイトなどを含む正社員以外210万円です。この調査の「給与」は給与所得控除前の収入金額で、通勤手当等の非課税分は含まないと定義されています。自分の年収を比べるときは、同じ定義の数字か確認しましょう。年収の見方は年収指数でも整理しています。

源泉徴収票の各欄を確認するときのポイント

源泉徴収票は、年末調整が済んだものと途中退職などで年末調整されていないものがあります。まず「支払金額」で年収を確認し、次に「給与所得控除後の金額」「所得控除の額の合計額」「源泉徴収税額」を見ると、税額がどう計算されたかを追いやすくなります。住民税は源泉徴収票には基本的に載らず、原則として1月1日の住所地で前年所得を基に計算され、給与からの特別徴収は通常6月から翌年5月です。所得税と住民税は対象時期も控除も異なります。

なお、2026年分の所得税の控除見直しは原則2026年12月1日に施行され、2026年11月までの月次源泉徴収は従来どおりとされています。制度は改正されることがあるため、最新の国税庁案内も確認してください。

複数の源泉徴収票があるとき・転職したとき

転職した年は、前職と現職の源泉徴収票が別々に発行されることがあります。年収を把握するときは支払金額を合算しますが、現職の年末調整で前職分が合算されている場合は、二重に足さないよう注意してください。複数の勤務先から給与を受けている場合も、源泉徴収票が複数枚になることがあります。確定申告が必要かどうかは、税務署や国税庁の案内で確認しましょう。

年収を確認するチェックリスト

  • 見るべきは源泉徴収票の「支払金額」欄
  • 額面年収か、手取りか、給与所得かを区別する
  • 非課税通勤手当・賞与・支給期間の違いを確認する
  • 複数枚あるときは合算漏れ・二重計上に注意する
  • 統計と比較するときは調査の定義をそろえる

源泉徴収票は、年収を確認するための基本書類です。給与明細や住民税の通知と照らし合わせながら、額面と手取りを分けて考えましょう。関連記事は記事一覧から確認できます。

よくある質問

源泉徴収票の「支払金額」は手取りですか?

いいえ。支払金額は税金や社会保険料を差し引く前の額面年収に近い金額です。手取りは、そこから社会保険料や所得税・住民税、会社独自の控除などを引いた実際の受取額を指します。目安として額面の75〜85%などと言われることもありますが、個人差が大きいです。

源泉徴収票と給与明細の総支給が一致しないのはなぜですか?

源泉徴収票の支払金額には非課税の通勤手当が含まれない一方、給与明細の総支給には含まれることがあります。また、源泉徴収票は暦年、給与明細は当月分を示すため、支給日や締め日の違いでも一致しないことがあります。

年収には賞与も含まれますか?

一般的に、源泉徴収票の支払金額には給料・手当・賞与が含まれます。ただし非課税の通勤手当などは含まれません。求人票の年収が賞与込みかどうかは、条件を確認してください。

源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」は年収ですか?

いいえ。給与所得控除後の金額は、支払金額から給与所得控除等を引いた「給与所得」で、年収(支払金額)とは別の数字です。課税所得はさらに所得控除を反映して計算されます。

複数の源泉徴収票があるときはどうすればよいですか?

年収を把握するときは支払金額を合算します。ただし、現職の年末調整で前職分が合算されている場合は二重計上に注意してください。確定申告の要否は国税庁や税務署の案内で確認しましょう。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。