本文へスキップ
手取りナビ
メニュー

裁判官の年収はいくら?報酬月額から年収・手取りの目安を解説

裁判官の年収を、裁判所データブック2026の報酬月額表と裁判官の報酬等に関する法律をもとにわかりやすく解説します。最高裁判所長官・判事・判事補などの月額、期末手当や勤勉手当を含めた年収の考え方、手取りの目安、民間平均給与との違いまで整理しました。

キーワード: 裁判官 年収

裁判官の年収はいくら?まずは「報酬月額」のしくみ

裁判官の給与は、一般企業のような「給料」ではなく、裁判官の報酬等に関する法律に基づく報酬月額として法律で定められています(laws.e-gov.go.jp)。検察官は同じ考え方で俸給月額と呼ばれ、報酬表も並べて示されることが一般的です。

注意したいのは、公表されている月額が「地域手当、初任給調整手当、期末手当および勤勉手当などを加える前の基礎額」だという点です。つまり、そのままでは手取り額でも年収そのものでもありません(yamanaka-bengoshi.jp)。裁判官の年収を考えるときは、①報酬月額×12か月、②各種手当、③期末手当・勤勉手当を分けて考える必要があります。

裁判官・検察官の報酬月額(令和8年4月1日現在の目安)

裁判所データブック2026「裁判官の報酬等」によると、主な職の月額は次のとおりです(courts.go.jp)。

職報酬・俸給月額(目安)
最高裁判所長官2,095,000円
最高裁判所判事/検事総長1,528,000円
東京高等裁判所長官1,466,000円
その他の高等裁判所長官/東京高検検事長1,358,000円
次長検事・その他の検事長1,250,000円
判事1号/検事1号1,224,000円
判事補1号/検事9号459,000円
副検事17号257,800円

判事・判事補・簡易裁判所判事と検事・副検事は号級ごとに細かく分かれており、同じ「裁判官」でも号級によって月額は大きく異なります。

月額から年収を概算するときの3つのポイント

  • 12か月分をそのまま年収と考えない:報酬月額は手当やボーナスを含まない基礎額です。
  • 初任給調整手当が加算される区分がある:判事補5号から12号までおよびこれに対応する検事には、初任給調整手当が加算されるとされています。
  • 期末手当・勤勉手当を別に考える:年収を推定するときは、月額の12か月分だけでなく、地域手当・初任給調整手当・期末手当・勤勉手当を区別する必要があります。

参考として、月額を単純に12倍した「手当・ボーナス前の基礎額」は次のとおりです(あくまで概算の目安です)。

職月額12か月単純計算
最高裁判所長官2,095,000円約2,514万円
最高裁判所判事/検事総長1,528,000円約1,834万円
判事1号/検事1号1,224,000円約1,469万円
判事補1号/検事9号459,000円約551万円
副検事17号257,800円約309万円

実際の年収は、勤務地による地域手当や期末手当・勤勉手当などが加わるため、この金額より大きくなるのが一般的です。ただし支給率や加算の要件は個別に異なるため、断定的な金額は示せません。

民間の平均給与(487万円)と比べると

国税庁の令和7年分 民間給与実態統計調査によると、民間の平均給与は487万円、男性597万円、女性342万円、正社員559万円、正社員以外210万円です(nta.go.jp)。

裁判官の報酬月額は、この平均を大きく上回る水準に見えます。ただし裁判官は任用資格や職務上の制約が厳しく、任期・人事・守秘義務など一般の民間職とは前提が異なります。単純に「民間より高い・安い」と比較できるものではない点には留意してください。自分の年収の位置を確認したい場合は年収指数も参考になります。

裁判官の手取りはどのくらい?額面との違い

月額表の金額は、所得税・住民税・共済掛金などを控除する前の額であり、手取りではありません。手取り額は扶養人数、居住地、共済組合の掛金、税額などで変わるため、一律に「○割」と断定することはできません。

一般的には、年収が高くなるほど所得税・住民税の負担率が上がるため、額面に対する手取りの割合は下がる傾向があります。実際の手取りを知りたいときは、額面の年収から税金・社会保険料を差し引く計算が必要です。手取り早見でおおよその金額を確認できます。

まとめ:裁判官の年収は「月額+手当+ボーナス」で考える

裁判官の年収は、公表されている報酬月額をそのまま12倍した金額ではなく、地域手当・初任給調整手当・期末手当・勤勉手当などを含めた支給総額で考えます。最高裁判所長官と判事補では月額が大きく異なるため、役職・号級・勤務地・個別の支給要件によって年収には幅があります。本記事の金額はすべて公表資料に基づく目安であり、実際の支給額を保証するものではありません。関連する記事は記事一覧から確認できます。

よくある質問

裁判官の年収はいくらですか?

裁判官の年収は職・号級・勤務地によって異なるため一律には示せません。公表されている報酬月額は手当や期末手当・勤勉手当を含まない基礎額なので、年収は「報酬月額×12か月+各種手当+期末手当・勤勉手当」で考える必要があります。例えば判事1号は月額122万4,000円、判事補1号は月額45万9,000円が目安です。

最高裁判所長官の年収はどのくらいですか?

裁判所データブック2026によると、最高裁判所長官の報酬月額は209万5,000円です。単純に12倍すると約2,514万円になりますが、これは地域手当や期末手当・勤勉手当を含まない基礎額ベースの概算です。実際の年収はこれに諸手当やボーナスが加わった金額になります。

判事補の年収はどのくらいですか?

判事補1号の報酬月額は45万9,000円で、12か月分の単純計算では約551万円です。判事補5号から12号には初任給調整手当が加算されるとされており、さらに期末手当・勤勉手当も加わるため、実際の年収はこの金額より大きくなるのが一般的です。

裁判官の月額は手取り額ですか?

いいえ、手取りではありません。公表されている報酬月額は、所得税・住民税・共済掛金などを控除する前の額です。手取り額は扶養人数や居住地、共済組合の掛金などによって変わるため、個別の条件で計算する必要があります。

裁判官と検察官の給与は同じですか?

裁判官は「報酬月額」、検察官は「俸給月額」という名称で、それぞれ法律に基づいて定められています。報酬表では最高裁判所判事と検事総長のように対応する職が並べて示されることが多く、号級によって金額が異なります。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。