測量士の年収はどのくらい?平均543万円の内訳と手取りの目安を解説
測量士(測量技術者)の平均年収は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」で543.0万円が目安です。月額36.2万円・年間賞与108.2万円の内訳、男女差、年齢や資格による変化、年収543万円の手取り額、国税庁の民間平均487万円との比較までをわかりやすく解説します。
測量士の年収は平均543万円が目安
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年(2025年)の職種小分類「測量技術者」では、推計年収は543.0万円(5,430,500円)です。一般労働者・産業計・企業規模計(10人以上)の数値で、全144職種中57位、144職種の労働者数加重平均545.5万円とほぼ同水準(-2.5万円)に位置します。
ただし、これは統計上の平均値であり中央値ではありません。またパートタイム労働者を含まない一般労働者の集計である点、企業規模10人以上の事業所が対象である点にも注意してください。実際の年収は勤務先や地域、資格の有無で大きく変わります。
なお「測量士」は国家資格の名称で、統計上の職種区分は「測量技術者」です。資格を持たずに測量補助業務に従事する人も含まれるため、資格手当の有無や担当業務によって年収には個人差があります。
年収の内訳:月額36.2万円+年間賞与108.2万円
| 項目 | 金額・数値 |
|---|---|
| 推計年収 | 543.0万円 |
| きまって支給する現金給与額(月額) | 36.2万円 |
| 年間賞与その他特別給与額 | 108.2万円 |
| 平均年齢 | 46.1歳 |
| 平均勤続年数 | 12.6年 |
| 男性の推計年収 | 559.0万円 |
| 女性の推計年収 | 462.5万円 |
| 労働者数 | 30,250人 |
推計年収は「月額×12+年間賞与」で算出した概算です。男女差は96.5万円(男性−女性)ですが、これは年齢・役職・勤続年数などの構成差を含む統計値であり、同一条件での賃金差を示すものではありません。
民間全体の平均給与との比較
国税庁「民間給与実態統計調査」令和7年分によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)、正社員559万円、正社員以外210万円です。
測量技術者の543.0万円は民間全体の平均487万円を上回る一方、正社員平均559万円をやや下回る水準です。業種や職種による差が大きいため、年収指数で他職種と並べて確認するのも一案です。
年収543万円の手取りはどのくらい?
年収543万円・独身・一般的な社会保険加入という条件で試算すると、手取りは概算で年410万〜420万円前後(月あたり約34万〜35万円)が目安です。額面のおよそ75〜78%程度が手取りになる感覚です。
扶養家族の有無、お住まいの自治体の住民税率、加入している健康保険組合、iDeCoや企業型確定拠出年金の有無などで手取りは変わります。あくまで目安として捉え、より細かい金額は手取り早見でご確認ください。
年齢・資格・勤務先で年収は変わる
測量技術者の平均年齢は46.1歳、平均勤続年数は12.6年です。統計上は年齢とともに年収が上がる傾向がありますが、実際には次のような要素で差が出ます。
- 勤務先の種類(建設コンサルタント、測量会社、ゼネコン、公的機関など)
- 保有資格(測量士、測量士補、技術士、RCCMなど)
- 担当できる業務範囲(基準点測量、地形測量、用地測量、官公庁の入札要件への対応など)
- 役職・管理業務の有無、地域ごとの求人相場
公的機関や大規模企業では給与表や等級制度に沿って決まりやすく、小規模な測量会社では基本給を抑えて資格手当や現場手当で調整する仕組みが一般的です。
年収を上げるための一般的な考え方
資格取得による資格手当の増額、現場管理や積算・設計など担当領域の拡大、転職による水準の見直しなどが一般的に挙げられます。測量士は業務上必要な有資格者として求められる場面が多く、無資格の補助業務から資格取得後に待遇が変わるケースも見られます。
ただし昇給幅や手当は会社ごとの規定次第であり、資格を取れば必ず年収が上がるとは限りません。求人情報や同業他社の水準を比べながら検討するとよいでしょう。情報収集には記事一覧もご利用ください。
よくある質問
測量士の平均年収はいくらですか?
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年(2025年)の職種小分類「測量技術者」では、推計年収は543.0万円(月額36.2万円・年間賞与108.2万円)が目安です。一般労働者・産業計・企業規模計(10人以上)の平均値であり、勤務先や資格の有無、地域によって実際の年収には差があります。
測量士と測量技術者はどう違いますか?
測量士は国家資格の名称で、統計上の職種区分は「測量技術者」です。測量技術者には資格の有無を問わず測量関連業務に従事する人が含まれるため、統計の平均年収がそのまま測量士資格保持者の年収を示すものではありません。
年収543万円の手取りはいくらですか?
独身・一般的な社会保険加入という条件での概算では、手取りは年410万〜420万円前後(月あたり約34万〜35万円)が目安です。扶養家族の有無や自治体の住民税率、加入する健康保険組合などで変わるため、あくまで目安としてお考えください。
女性の測量技術者の年収は低いのでしょうか?
同じ調査では男性559.0万円、女性462.5万円で、差は96.5万円です。ただしこれは年齢・役職・勤続年数などの構成差を含む統計値であり、同一条件での賃金差を示すものではありません。
測量士の年収を上げるにはどうすればよいですか?
資格取得による資格手当、現場管理や積算・設計など担当領域の拡大、転職による水準の見直しなどが一般的に挙げられます。ただし昇給幅や手当は会社ごとの規定次第で、必ず上がるとは限りません。
参考情報
- 測量技術者の平均年収は543.0万円【令和7年(2025年)・全144職種中57位】(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年 集計)
- 国税庁「民間給与実態統計調査」(令和7年分)
- 国税庁「民間給与実態統計調査」調査の概要
- 人事院「令和6年職種別民間給与実態調査」(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 令和6年分民間給与実態統計調査結果について 1 調査の概要 民間給与実態統計調査は、統計法に基づく基幹統計であり、昭和 24 年分から始まり、今回 が第 76 回目に当たる。この調査(サンプル調査)は、民間の事業所における年間の給与の実 態を、給与階級別、事業所規模別、企業規模別等に明らかにし、併せて、租税収入の見積り、 租税負担の検討、税務行政運営等の基本資料とすることを目的としている。 (注)この調査は、サンプル調査であり、標本事業所等から得た標本値に標本抽出率等の逆 数を乗じて全体の給与額等を推計している。
- 民間平均給与2025年(令和7年分)男女・業種・年齢別
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