義肢装具士の年収は?平均給与・手取り・将来性を解説
義肢装具士の年収を、厚生労働省の調査や民間給与実態統計をもとに解説。平均月給38万円、年収460万円前後の目安や、手取り、経験別の給与、将来性まで詳しく紹介します。
義肢装具士の年収は?平均的な給与を徹底解説
義肢装具士は、医師の指示のもとで義肢(義手・義足)や装具(コルセットなど)の採型・製作・適合を行う医療系の国家資格です。気になる年収ですが、厚生労働省の調査(令和7年度障害者総合福祉推進事業)によると、義肢装具士の1か月あたりの現金給与総額(賞与を月割りにした額を含む)は平均382,700円でした。これを単純に12倍すると年収は約459万円になりますが、これはあくまで目安です。
一方、国税庁の「令和7年分 民間給与実態統計調査」では、全産業の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。義肢装具士の年収は全産業平均と比較するとやや低めですが、医療・福祉業界の中では安定した水準といえます。
義肢装具士の月収・賞与の内訳(最新調査より)
厚生労働省の調査(2025年実施)では、義肢装具士の給与は以下のように報告されています。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 月額の給与(基本給+手当) | 約35.4万円 |
| 特別給与(賞与など)の月割り | 約2.9万円 |
| 現金給与総額(月額換算) | 382,700円 |
| 時間単価(総額) | 2,145円 |
※調査対象は義肢・装具・姿勢保持装置・車椅子・電動車椅子の製作に携わる正社員です。
また、3年前(令和4年)と比較すると、時間単価は平均で5.7%上昇しています。物価上昇に伴い、わずかながら賃金も改善傾向にあります。
経験年数別の年収目安とキャリアパス
義肢装具士の年収は経験とともに上がります。一般的な目安は以下の通りです。
- 1〜3年目(若手):手取りはいくら?月収・生活レベルと税金の内訳">年収300万〜380万円
- 先輩のサポートが中心で、基本給は20万〜23万円程度。
- 5〜10年目(中堅):年収400万〜500万円
- 複雑な義肢の適合や病院担当を任されるようになります。
- 15年目以降(ベテラン・管理職):年収550万〜700万円以上
- 後輩の育成や部門管理、高度なスポーツ義足などの専門分野で収入が上がるケースもあります。
ただし、勤務先(病院・製作所・リハビリ施設など)や地域によって差があります。
義肢装具士の手取りはいくら?
年収459万円(月額38.3万円)の場合、手取りはおよそ以下のようになります。
- 月収手取り:約30万〜32万円
- 手取りとは?平均給与487万円の手取り目安と年収別早見表">年収手取り:約360万〜380万円
手取りは、所得税・住民税・社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)などが差し引かれた後の金額です。独身か扶養家族がいるか、各種控除の有無によって変わるため、あくまで目安としてください。正確な手取りは手取り早見で確認できます。
義肢装具士の年収が低い?他職種と比較
義肢装具士の年収は、全産業平均(487万円)と比べると低めです。しかし、同じ医療・福祉分野では以下のような水準です。
- 理学療法士:約450万〜500万円
- 作業療法士:約450万〜500万円
- 義肢装具士:約420万〜460万円(当サイトの推定)
また、厚生労働省の調査によると、義肢装具士の営業利益率は平均2.7%と低く、人件費や材料費の高騰が価格転嫁できていない実態があります。このため、給与の大幅な上昇は難しい状況です。
義肢装具士の将来性と年収アップのポイント
義肢装具士は、高齢化に伴い需要が安定している職種です。特に、以下のスキルを身につけると年収アップが期待できます。
- デジタル技術:3DスキャンやCAD/CAMを使った製作スキル
- スポーツ義足:パラスポーツ向けの高度な適合技術
- 経営・管理:製作所のマネジメントや営業力
また、ベースアップの実施率は正社員で52.8%(平均3.6%アップ)と、半数以上の事業所で賃上げが行われています。今後の物価動向や公的価格の改定次第で、給与が上昇する可能性もあります。
まとめ:義肢装具士の年収は安定、でも高収入を目指すなら工夫が必要
義肢装具士の年収は、平均で約420万〜460万円が目安です。手取りは月30万円前後で、一般的なサラリーマンと同等かやや低めです。しかし、国家資格であり、将来の需要も安定しているため、長期的に働きやすい職種といえます。
年収を上げたい場合は、専門スキルを磨いたり、管理職を目指したりすることが有効です。また、転職や交渉の際には、年収指数で自分の市場価値をチェックしてみてください。
その他の職種の年収情報は記事一覧でご覧いただけます。
よくある質問
義肢装具士の平均年収はいくらですか?
厚生労働省の調査(令和7年度)によると、義肢装具士の月額現金給与総額は平均382,700円で、年収に換算すると約459万円です。ただし、これは賞与を含む目安であり、勤務先や経験年数によって異なります。
義肢装具士の手取りは月いくら?
月収38万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取りは約30万〜32万円が目安です。年収にすると360万〜380万円程度になります。独身か扶養家族がいるかで変動します。
義肢装具士の年収は低いですか?
全産業の平均年収(487万円)と比べると低めですが、医療・福祉業界の中では標準的です。特に、経験を積んで管理職や専門スキルを身につけると、550万円以上も可能です。
義肢装具士の将来性は?
高齢化に伴い義肢や装具の需要は安定しています。また、3D技術やスポーツ義足などの分野でスキルを磨けば、年収アップも期待できます。
参考情報
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