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新卒平均年収の目安はいくら?初任給・20代前半の平均給与・手取りを解説

新卒平均年収の目安を、国税庁の民間給与実態統計調査や民間の初任給調査をもとに解説します。大卒の初任給は月26万円台、20〜24歳の平均給与は約280万円。新卒1年目の年収の計算方法、手取りの目安、業種・地域による差までをわかりやすく整理しました。

キーワード: 新卒平均年収

新卒年収は487万円|令和7年分 民間給与実態統計調査の男女・年齢別・手取り目安">平均年収の目安|まずは2つの数字を押さえる

「新卒平均年収はいくらか」を知りたいときは、①入社時に決まる初任給(月給)と、②実際に支給された給与の統計である「20代前半の平均給与」の2つを分けて見ると整理しやすくなります。

国税庁が公表した民間給与実態統計調査(令和7年分)によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(前年比1.9%増)でした。男性は597万円、女性は342万円、正社員は559万円、正社員以外は210万円となっています。

ただしこれは年齢や雇用形態をすべて含んだ全年代の平均です。新卒1年目はこれより低く、同調査の年齢階層別(男女計)では20〜24歳の平均給与は280万円(男性294万円・女性265万円)でした。まずはこの280万円前後を新卒〜若手の目安として押さえておくとよいでしょう。

2026年度の初任給水準は大卒で月26万円台

新卒の年収を左右する初任給について、一般財団法人 労務行政研究所がまとめた2026年度新入社員の初任給調査(東証プライム上場企業205社・速報集計)では、学歴別の水準は次のとおりです。

学歴初任給(月額・所定内賃金)
大学院卒(修士)28万2,645円
大学卒(一律設定)26万5,708円
短大卒23万1,975円
高校卒(一律設定)21万7,981円

同調査では、初任給を「全学歴引き上げ」た企業は75.6%と約4分の3を占め、大学卒の引き上げ時の平均上昇額は1万6,754円でした。

また、マイナビキャリアリサーチLabの初任給調査では、2027年卒・総合職の大卒(学卒)初任給は支給額ベースで全体23万4,223円、上場企業25万2,778円と集計されています。調査対象や集計方法が異なるため金額は一致しませんが、いずれも「20万円台後半〜30万円近辺」が近年の水準です。

新卒1年目の年収はどう計算する?

新卒の年収は「月給×12か月+賞与」で考えるのが基本です。たとえば大卒の初任給が26万5,708円の場合、単純計算で約318万8,000円(26万5,708円×12)になります。

ここに賞与が加わりますが、新卒1年目は入社時期の関係で賞与が満額支給されないケースが多く、実際の年収は300万円台前半〜350万円程度になることが多いとみられます。あくまで目安であり、企業の賞与制度や入社月によって差が出ます。

新卒・若手の平均年収は年齢とともにどう変わる?

国税庁の民間給与実態統計調査(令和7年分)の年齢階層別平均給与(男女計)は次のとおりです。

年齢男性女性男女計
20〜24歳294万円265万円280万円
25〜29歳460万円383万円425万円
30〜34歳529万円376万円462万円
35〜39歳598万円362万円503万円
全体平均597万円342万円487万円

20代前半は280万円台ですが、20代後半には425万円まで上がります。昇給や役職登用、転職などで伸び方が変わってくるため、同年代の水準は年収指数でも確認してみてください。

新卒の手取りは額面のおよそ8割が目安

額面の年収から天引きされるのは、所得税・住民税と社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)です。新卒1年目は住民税の負担が発生しない時期があるため、1年目と2年目で手取り額が変わる点にも注意が必要です。

一般的には、手取りは額面のおよそ75〜85%が目安といわれます。額面318万円なら手取りは年間240万〜270万円程度、月換算で20万円前後というイメージです。社会保険料や税金は住んでいる自治体や扶養状況で変わるため、正確な金額は手取り早見で確認してください。

業種・地域によって初任給や年収は変わる

平均給与は業種でも大きく異なります。国税庁の調査(令和7年分)による業種別の平均給与(全年代)は、電気・ガス・熱供給・水道業が854万円で最も高く、金融業・保険業が726万円、情報通信業が682万円と続きます。一方、宿泊業・飲食サービス業は276万円で、最も高い業種との差は578万円です。

初任給には地域差もあります。マイナビの調査(2027年卒・大卒学卒の支給額)では、関西24万4,423円、関東24万3,336円、東海23万2,987円、四国21万9,192円など、同じ学歴でも地域によって差が見られます。

まとめ|新卒平均年収は「初任給×12+賞与」で考えよう

新卒の年収は、大卒の初任給が月26万円台という水準から、単純計算で300万円前後が一つの目安になります。ただし賞与の支給時期・支給月数、業種、企業規模、勤務地によって実際の金額は変わります。まずは自分の初任給と賞与規程を確認し、額面と手取りの差も把握しておきましょう。関連する統計は記事一覧からも確認できます。

よくある質問

新卒の平均年収はいくらですか?

新卒1年目は「月給×12か月+賞与」で考えるのが基本です。国税庁の民間給与実態統計調査(令和7年分)では20〜24歳の平均給与は男女計280万円で、大卒の初任給(月26万5,708円・2026年度速報)を12倍すると約318万円になります。賞与の満額支給時期や入社月によって実際の年収は変わるため、300万円台前半を目安に考えるとよいでしょう。

大卒の初任給の相場はどのくらいですか?

労務行政研究所の2026年度新入社員の初任給調査(東証プライム上場企業205社・速報)では、大学卒(一律設定)は月26万5,708円、大学院卒(修士)は28万2,645円でした。マイナビの2027年卒調査では大卒総合職の支給額は全体23万4,223円、上場企業25万2,778円とされており、調査によって差があります。

新卒1年目の手取りはどのくらいですか?

手取りは額面のおよそ75〜85%が目安といわれます。額面年収318万円の場合、手取りは年間240万〜270万円程度(月20万円前後)というイメージです。社会保険料や税金は居住地・扶養状況で変わるため、正確な金額は個別に確認してください。

初任給は今後も上がり続けますか?

2026年度調査では初任給を「全学歴引き上げ」した企業は75.6%と約4分の3を占める一方、前年度速報の83.2%からは低下しており、据え置き企業も増えています。引き上げ理由としては求職者へのアピールや他企業の動向が挙げられており、今後の動向は企業業績や人材確保の状況に左右されると考えられます。

業種によって新卒の年収は違いますか?

はい、差があります。国税庁の調査による業種別平均給与(全年代)は電気・ガス・熱供給・水道業が854万円、金融業・保険業が726万円、情報通信業が682万円と高く、宿泊業・飲食サービス業は276万円でした。ただしこれは全年代の平均であり、新卒時点の差はより小さいことが一般的です。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。