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新卒の初任給はいくら?2026年度の平均額と手取りの目安を解説

2026年度の新卒初任給は大学卒で25万880円(一律)、高校卒で21万1,814円が目安です。産労総合研究所や労務行政研究所の調査をもとに、学歴別の平均額、引き上げ状況、額面と手取りの違い、2年目以降の住民税の注意点まで解説します。

キーワード: 新卒 初任給

2026年度の新卒初任給はいくら?学歴別の平均額

新卒の初任給は、この数年で大きく上がっています。産労総合研究所(e-sanro.net)が公表した「2026年度決定初任給調査」(集計対象294社)によると、大学卒(一律)の初任給は月額25万880円、高校卒(一律)は21万1,814円でした。

学歴初任給の目安(月額・額面)前年度比
大学院卒(博士)281,924円+4.90%
大学院卒(修士)274,728円+5.08%
大学卒(一律)250,880円+4.86%
高専卒(技術)240,897円+6.18%
専修・専門学校卒(2年修了)233,143円+5.78%
短大卒(事務)229,526円+6.03%
高校卒(一律)211,814円+6.56%

いずれも平均値であり、業種・地域・企業規模によって差があります。自分の額面月給から年収487万円から税金・社会保険料を引いた手取りの目安を解説">手取りを知りたい場合は手取り早見も活用してください。

初任給を「引き上げた」企業は77.9%

同じ調査では、2026年4月入社者の初任給を前年度から引き上げた企業は77.9%となり、調査開始以来最高でした。引き上げの理由(複数回答)は「人材を確保するため」が71.2%で最多、次いで「在籍者のベースアップがあったため」44.1%です。

企業規模別に見ると、300〜999人規模91.0%、1,000人以上88.9%、299人以下63.2%と、中小企業でも6割を超えています。新卒採用の競争が初任給を押し上げている構図がうかがえます。

東証プライム上場企業の速報ではさらに高い水準

労務行政研究所(prtimes.jp)の速報集計(東証プライム上場205社)では、大学卒(一律)26万5,708円、大学院卒(修士)28万2,645円、短大卒23万1,975円、高校卒(一律)21万7,981円でした。全学歴で引き上げた企業は75.6%、大学卒に限ると85.6%が引き上げ、引き上げた場合の平均上昇額は1万6,754円です。

また、マイナビキャリアリサーチLab(career-research.mynavi.jp)の2027年卒調査では、大卒総合職の支給額は全体で23万4,223円、上場企業では25万2,778円。初任給の引き上げを予定する企業は55.4%でした。調査対象や集計方法が違うため数値は単純比較できませんが、上場・大企業ほど水準が高い傾向は共通しています。

初任給の額面から手取りはどのくらい引かれる?

初任給はあくまで額面(税・社会保険料の控除前)です。実際の手取りは、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料と所得税を差し引いた金額になります。

  • 社会保険料の本人負担は、一般的に額面の15%前後(健康保険は都道府県で料率が異なります)
  • 所得税は扶養の有無などで変わり、新卒1年目は数千円〜1万円程度になることが多い
  • 新卒1年目は前年所得がないため住民税は原則かかりませんが、2年目6月ごろから天引きが始まります

大学卒(一律)25万880円の場合、手取りは概算で21万円前後(額面の8割〜8.5割)が一つの目安です。ただし保険料率・扶養・住民税の有無で変わるため、必ず自分の条件で確認してください。年収ベースで比較したいときは年収指数が便利です。

初任給と全世代の平均給与を比べると

国税庁「民間給与実態統計調査」(nta.go.jp)の令和7年分によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円、男性597万円、女性342万円です。雇用形態別では正社員559万円、正社員以外210万円となっています。

初任給はこれより低い水準ですが、賞与や昇給で年齢とともに上がっていくのが一般的です。初任給だけで長期的な年収を判断せず、昇給・賞与の実績も確認しましょう。なお、新入社員に夏季賞与を支給する企業は78.9%で、平均支給額は大学卒10万836円、高校卒8万2,811円という調査結果もあります。

初任給を見るときの注意点

  • 初任給が「基本給」なのか「諸手当込みの支給額」なのかを確認する
  • 一般的に初任給には残業代や通勤手当は含まれない(労務行政研究所の調査でも時間外手当・通勤手当・固定残業代は除いて集計)
  • 「固定残業代込み」の提示は、残業時間によって実質の時給が下がる可能性がある
  • 額面と手取りは別物。勤務地や扶養条件で手取りは変わる

まとめ

2026年度の新卒初任給は、大学卒(一律)で月25万880円、高校卒(一律)で21万1,814円が目安です(産労総合研究所調べ)。引き上げ企業は77.9%と過去最高水準にあり、東証プライム上場企業では大学卒26万円台という速報も出ています。手取りは額面の8割〜8.5割前後が目安ですが、社会保険料率や住民税の開始時期で変わるため、手取り早見で概算を確認し、他のキャリア記事は記事一覧から探してみてください。

※本記事の金額はすべて公表調査に基づく目安・概算です。実際の初任給・手取りは企業、勤務地、扶養状況などによって異なります。

よくある質問

新卒の初任給の平均はいくらですか?

産労総合研究所「2026年度決定初任給調査」では、大学卒(一律)25万880円、高校卒(一律)21万1,814円、大学院卒(修士)27万4,728円が目安です。労務行政研究所の東証プライム上場205社の速報では大学卒26万5,708円と、調査対象によって差があります。

初任給25万円の場合、手取りはいくらになりますか?

社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)と所得税を差し引いた手取りは、概算で21万円前後(額面の8割〜8.5割)が一つの目安です。新卒1年目は住民税が原則かかりませんが、2年目6月ごろから天引きが始まり手取りが減ることがあります。保険料率は都道府県で異なり、扶養の有無でも変わるため、あくまで概算として捉えてください。

初任給はなぜ上がっているのですか?

産労総合研究所の調査では、引き上げの理由として「人材を確保するため」が71.2%で最多、次いで「在籍者のベースアップがあったため」44.1%でした。マイナビキャリアリサーチLabの調査でも「求職者へのアピールのため」が56.4%で最多となっており、採用競争の激化が背景にあるとみられます。

初任給には残業代や通勤手当は含まれますか?

一般的に、初任給は時間外手当や通勤手当を除いた所定内賃金として示されることが多いです。労務行政研究所の調査でも時間外手当・通勤手当・固定残業代は除いて集計されています。ただし企業によっては「固定残業代込み」で提示する場合もあるため、募集要項の記載を確認しましょう。

初任給と平均給与はどれくらい違いますか?

国税庁「民間給与実態統計調査」の令和7年分では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。初任給はこれを下回る水準ですが、賞与や昇給によって年齢とともに上がっていくのが一般的です。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。